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公正証書を活用する場面

日常生活では契約の存在を意識することも少ないものですが、人生の節目には誰もが重要な契約をする場面があります。

例えば、進学時の学校との契約、就職時の雇用契約、婚姻や子の誕生時の生命保険契約、住宅の建築請負契約や住宅ローン契約、相続時の遺言や遺産分割協議など、多くの契約をするものです。
ビジネスで契約書を交わす機会が多い方もみえます。

そのような数多くの契約の中で、口約束で済んでしまうものもあれば、厳格な手続をしなくてはならないものもあります。

例えば、次のようなケースでは厳格な手続が必要といえるでしょう。

「これから高額な金銭を貸すことにしたが確実に返済してもらわないと困る」

「傷害事件の被害者となったが損害賠償金を払ってもらえないと生活できない」

「離婚をすることになったが財産分与や養育費をしっかりと定めたい」

「遺言書を作りたいが法律の専門家のチェックを受けたい」

こうした重大事では、当事者だけで契約書を作成しても不安が残ります。
また、契約した金銭の支払いが履行されないと様々な計画が狂ってしまいます。

このような契約をする場合には公正証書を作成するとよいでしょう。

公正証書とは、公証役場で作成する契約書のことで、これを作成すると金銭給付に関する契約には強制力が伴い、契約違反には裁判を経ずに差押が可能になるという強力なものです。
その強制力から、契約相手が誠実に契約を履行しようという意識になる効果が期待できるのです。

大事な契約をする際には、公正証書の活用を検討するとよいでしょう。
当事務所では、地元の中津川市や恵那市の公正証書の作成を検討されている方はもちろん、全国対応で作成のサポートをしております。

遠隔地同士の方の代理で、当事務所にて公正証書の作成を承ることもできます。

投稿者 : 2014年10月01日 20:05 [ 管理人編集 ]