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高齢者を対象としたSF商法(催眠商法)

最近はあまり見かけなくなりましたが、高齢者を会場に集めて、1ヶ月くらいの期間をかけて交流し、羽毛布団や健康器具を販売する商法があります。これはSF商法(催眠商法)と呼ばれています。
この商法を始めたのが「新製品普及会」という団体で、その頭文字からSF商法と呼ばれるようになりました。
決して「SF映画のような劇的な洗脳商法」という意味ではありません。

でも、「催眠商法」と呼ばれるくらいですから、見事な洗脳活動をしています。
具体的には、ティッシュなどの日用品の無料配布で集客し、会場ではカラオケや茶飲み話で接待を行い、時にはバスを借り切って団体旅行にも出掛けます。
販売員と時間をかけて親しくなり、競りやカラオケ等を通して結束間を高め、最終的には高額な布団や健康器具を販売します。
契約者(消費者)も騙されたとの自覚は無いですから、そこは見事なものです。
でも、商品の価格は同等品と比較してかなり高額であることが多いです。

クーリングオフ期間内に契約解除することは可能ですが、クーリングオフ期間が経過すると、消費者が自分から会場に足を運び続けていた事実があり、契約解除をするのは困難となります。
同等品の価格調査をして、不当に高額な商品は契約しないようにしなくてはいけません。
そもそも友人に誘われたとしても、そのような会場に通うのは止めるべきでしょう。
業者はボランティアではなく、高額商品を販売することが目的なのは明白ですから。

クーリングオフに関する情報は、素早いクーリングオフと内容証明郵便のクーリングオフ・エクスプレスのサイトをご覧下さい。

投稿者 : 2005年11月27日 00:39 [ 管理人編集 ]